🔰 Basic Information
カナリア諸島の基本情報・治安
カナリア諸島は全7島なの??
2018年にラ・グラシオーサがカナリア諸島「8番目」の有人の島([西] isla, [英] island)として認定されたので、島の数は「全8島」と言った方が正しいようです🎊🎊🎊🎊🎊🎊🎊🎊
カナリア諸島には他にも小さな島([西] isleta, [英] islet)があるので、格付けランキングでひとつ上のランクに上がった感じですね。
ラ・グラシオーサの行政はランサローテの行政組織が引き続き行っているということで、「そういう点では全7島だ」と言う人もいるかも。またロボス島は小島ではあるけれども有人の島らしいので「ロボスも有人の島だ」なんて言う人もいるかも?
8島とも独自の文化やユニークな景色があるので、「海辺のバケーション」だけでなく「地元と出逢う旅」もできるので全島おすすめです!
|
スペイン カナリア諸島の地図(県別、島名) |
[余談] スペイン語の固有名詞のカタカナ表記ってけっこう困りものですね。すでに広く使われている表記が、スペインでの実際の発音やアクセント・強弱の位置とは違うことも多いみたいです。例えば「バルセロナ」や「マドリード」もそうです。スペインに旅行に行かれて地元の人が「バルセローナ」とか「マドリーッ(ド)」と発音しているのに感動(ビックリ?)された方も多いと思います。でも、発音に近く表記してしまうと、日本語のカタカナではおかしな名前に聞こえてしまうこともあるでしょう。もしかしたら、「テネリフェ」も「テネリフェ」とか「テネリ~フェ」😄のように書いた方が、読んだときに現地の人に通じやすそう!ですが、混乱してしまうので、明らかに知られている地名はそれに従って記載する予定です。ラ・グラシオーサも「ラ・グラシオサ」と表記されている頻度が高いようですが、あえて「ラ・グラシオーサ」と表記してみました。強く発声する部分が真ん中の「グラ/シオ/サ」の部分なので、カタカナ発音で「グラシオサ」と言うよりは、少し感情を込めて「グラシオーサ」くらいに言った方が、スペイン語っぽく聞こえそう(笑) あくまでも、どれが正しいとか言えるものではないと考えています(一応、外務省・大使館の文書で使用されている表記も参照しています)。このブログの『夢』は、読んでくださった方がカナリア諸島やスペイン本島へ旅行に来られたときに、地元の人とより会話をしやすくなるように応援することでもあります。発音が難しそうな単語などについては、ブログ内でそれぞれご紹介していきたいと思っています。余談の余談ですが、イギリス人観光客はテネリフェのことを「テ~ネリフ」と呼ぶ人もいて、ドイツ人観光客は「テネリファ」とも。カナリア諸島のみんなはいろいろな国のアクセントにも慣れているし、辛抱強く私たちの片言のスペイン語に付き合ってくれますよ!
カナリア諸島には自治権がある
スペインは「Communidad Autonoma」と呼ばれる17の自治州にわかれています。例えばマドリード州は、首都であり州都でもある大都市マドリードがあります。私が大好きな街バルセロナはカタルーニャ州にあります。他にもいくつか挙げるとバレンシア(パエリア)、アンダルシア(ミハスの街、フラメンコ)、ラ・リオハ(ワイン)、カスティーリャ・ラ・マンチャ(マンチェゴチーズ、ドン・キホーテで有名)などがあります。
カナリア諸島もその1つで『カナリア』という自治権のある州となります(カナリア諸島はスペイン語で「islas canarias」と複数形になるので「Communidad autonoma de Canarias」となるため、『カナリアス』と呼ぶべきかもしれませんね😉)。例えば、コロナ対策のとき、スペインという国としての中央政府の政策があり、さらにカナリア州政府による会議や対策もある、ということになりますね。
カナリア諸島は2つの県にわかれている
カナリア諸島の自治州は東西2つの「Provincia(県)」から構成されています。
|
カナリア諸島・西側 |
西:サンタ・クルス・デ・テネリフェ県
州都はテネリフェ島にあるサンタ・クルス・デ・テネリフェです。緑が多い県で、映画『もののけ姫』のワンシーンにありそうな大自然があります。食文化も楽しみのひとつです。1年をとおして暖かい気候です。
|
カナリア諸島・東側 |
東:ラス・パルマス県
州都はグラン・カナリア島にあるラス・パルマス・デ・グラン・カナリアです。こちらの県には砂丘、ウィンドサーフ・カイトサーフの大会、美しい建築物などが有名です。ロボス島などのいくつかの小島があります。季節によっては風が出る島もあります。
東西2つの県をあわせてカナリアスという1つの自治州を成すわけですが、上記のとおり州都は2つあるんです。興味深いですよね。テネリフェ島とグラン・カナリア島との間にライバル意識があるのも納得です。
私自身はテネリフェに数年住んでいるので、西の島々に愛着がありますが、まったく景色の違う東の島々への憧れもあります。全島それぞれ良い所があるので、今後の投稿で詳しくお伝えしたいと思っています💖
カナリア諸島の治安
基本的にと~ても安全です。スペインというとバルセロナやマドリードのような「スリがいっぱいの危険な所」というイメージがあるかもしれませんが🙊カナリアの島々はもっとのんびりとしているし、規模が小さいので地域内の目が届くゆえの安全性もあります。島によっては、車やドアに鍵をさしたまんまだったり(島で船が一日一便とすれば、車を盗んでも犯人は島外に逃げられないですもんねw)。これまでに、犯罪者が堂々と狙ってくるような話はきいたことがありません(もちろん、犯罪がないわけでもありません)。観光だけが栄えているスポット(お金を持っている気の緩んだ観光客ターゲットがいる場所)、フェスティバルや都市部などの混雑する場所、反対に人気のないところなどでは、常識的な注意が必要な程度です。凶悪犯罪も少ないです。ヨーロッパから一人旅、お子様連れの家族旅行、ハネムーンなどでもたくさんの観光客が集まります。北欧・ドイツ・スイスなどからは母国での長い冬を逃れてカナリア諸島で数か月、半年と暮す高齢者も多くいます。
常識的な注意を払って、さらに次のようなことに気を付けていれば大丈夫でしょう。
- 車上狙いに注意。展望台や国立公園などが特に狙われやすい場所です(駐車場および路上駐車)。周囲に観光客がいっぱいいたとしても、誰もが目の前の景色や大自然に集中しているために、ターゲットスポットとなっています。レンタカーだけでなく地元ナンバーの車も狙われます。車内に物を残したまま駐車しないこと。貴重品は車内に残さず、携帯すること。どんな荷物や小物でもトランクに入れるか、人目に付かないように収納しましょう。ドアも必ずロックしましょう。ロックをしても車内に何かが置かれていると(例えばスマホ充電用のケーブルなどでも)、車から数分離れただけで被害にあう可能性があります。
- 置き引きに注意。レストランやバー、ホテルのロビー、ビーチやプールなどでは、荷物に気を配りましょう。これも、決して「置き引き犯がウヨウヨいる」というわけではなく、要するに「油断が招く置き引き」なだけだと言えます。例えば私がよく行くビーチは地元のコミュニティがあり、海に入る時に荷物を置いていてもほとんど問題はありません。だからといって、地元の人の真似をして観光客が荷物を置いたまま海に入ると。。。同様に安全とは言い難いですよね。地元の人は一緒に固まっていなくても、知り合いの荷物に目を配ったりしているものです。観光客の荷物に誰かが近づいたときに、それが置き引き犯なのか持ち主本人なのかは、周りの人にはわからないから起きる犯罪なのかもしれませんね。
- スリ・ひったくりに注意。同じく「油断が招く」だけで、多発しているとは思いません。フェスティバルや交通機関、都市部でぽかーんとしていると狙われる、ということです。荷物は自分に寄せて軽く押さえておけば、狙われることはないでしょう。日常で、バッグを胸の前で盗まれないよう抱えている地元民は見たことありません。ただし、フェスティバルなどで真後ろに知らない人が立つような状況では、当然、荷物は見える場所に抱えましょう。
公式な情報は日本大使館のウェブサイトを参照してください。事故・事件に巻き込まれたときも同様です。
カナリア諸島の気候
とっても暖かいマイルドな『常春』の気候。
平均的には一年中「春」のような印象です。
夏場は気温30度にもなりますが、日本のような蒸し暑さというよりは「太陽が熱い」!!コンクリートの都市部では日中出歩かない地元民も多いです(笑)
冬場は夜の気温が15度など寒くなりますが、日本の冬とは比べものにならないマイルドな冬です。
旅行に必要な服装についてはおおまかですがこちらの記事に記載しましたので、参考にしてください。月別平均気温や、各島でのアクティビティや具体的な場所にあわせた服装のおススメについては、それぞれの記事に記載していく予定です。
その他のデータ
通貨: ユーロ(€)
言語: スペイン語(観光地では英語・ドイツ語などを話せるスタッフが多くいます)
人口: 220万人+(カナリア諸島全体、2020年)
時間: 西ヨーロッパ時間 / グリニッジ標準時(GMT)
タイムゾーンは英国・アイルランド・ポルトガル・モロッコなどと同じ。時差は日本時間より-9時間ですが、3月最終日曜~10月最終日曜の「夏時間」の間は-8時間となります。さらにスペイン本土(イベリア半島)では中央ヨーロッパ時間(GMT+1)が採用されているため、カナリア諸島の時間はマドリードより-1時間です。
読んでくださって本当にありがとうございました。コロナで海外旅行がしにくいときですが、いつかみなさんがカナリア諸島へ来られるときに役立つような内容を書きたいと思っています。みなさんにカナリア諸島のブログをどのように見つけてもらえるか模索中です。もしよろしかったら、にほんブログ村というブログ一覧に登録してみましたので、ワンクリックで応援のほどよろしくお願いします💚💙💛 また、コメントも気軽にしてくださいね。
スペインランキング
コメント
コメントを投稿